インドネシアやマレーシアで馴染のあるナシゴレンは、日本のチャーハンに似たチャーハンです。今回は炊飯器の再加熱と残りご飯を利用してアレンジナシゴレンを作りました。
ナシゴレンって?
「ナシ」はインドネシア語で「ご飯」、「ゴレン」は「揚げる」という意味があるそう。
ナシゴレンの味つけは、辛い味のサンバルや、焼き鳥のたれに似たケチャップマニスと呼ばれるインドネシアのしょう油で味付けしています。
ナシゴレンは、「国民食」といわれるほど現地ではよく食べられている料理のひとつで、それぞれの地域によってバリエーションが豊富なのも特徴です。
材料
手作りサンバルソース 適量
残りご飯 適量
卵 1個~
塩・こしょう 適量
工程①炊飯器の残りごはんに卵を加える

炊飯器の残りご飯に卵を加えて混ぜます。卵は、必ず別の容器で試し割りをして、傷んでいないものを使ってください。
工程②手作りサンバルソースを加える

手作りサンバルソースを好きな量入れて卵と一緒に混ぜ合わせます。ソースを入れすぎると、ベチャッとした仕上がりになるので、ご飯の固さや量によって加える量を加減します。
工程③炊飯器の再加熱で温める

炊飯器の再加熱機能で温めます。保温ではなく「再度熱を加えて温めなおす」ので、短い時間でできるのと、卵にもちょうどいい加減で火が通ります。
卵調理の留意点
卵は、サルモレラ菌からの食中毒を防止するためにも65℃では、5分以上の加熱が必要です。卵は新鮮なものを使い、再加熱後は5分以上高温保温を保ちましょう。
メーカーによって異なりますが、炊飯器の保温は、雑菌の繁殖を防ぐ目的から60℃~75℃に設定されています。再加熱の場合は高い温度で8分から10分の加熱ができます。
<参考>
株式会社 東邦微生物病研究所HPより
卵とサルモネラについて
タイガー株式会社HPより
炊飯器の保温機能の温度は?低温調理はできるの?炊飯器を有効に活用しよう
このレシピを作る際は、再加熱後にしっかりと卵が固まっているのを確認し、心配な時は電子レンジで加熱してください。
工程④塩こしょうで味付けする

塩こしょうで味を整えます。風味が欲しい時は、盛りつけの段階で上からサンバルソースを少しかけてもいいです。再加熱で作った料理なので、なるべく早く食べ切るようにしてくださいね。
味つけには、手に入る時は爽やかなライムを少し絞ったり、東南アジアの本場の調味料であるケチャップマニスやナンプラーを加えてもおいしく仕上がります。
また、お子さんが食べるならトマトケチャップを利用して作る方法もあります。お好みでいろいろな味を試してみてください。
松下和代(ナチュラルフードスタイリスト)
保育士、栄養士、調理師の資格を持つ。保育所や児童養護施設、ハーブ料理レストランなどでの勤務経験を活かし、栄養関連の記事執筆、保育・栄養相談、アレルギーガイド、レシピ制作など多方面で活躍中。メニューを自分で決められて、自分らしく料理が楽しめる少人数制の料理教室も開催しています。
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