賃貸物件の内見でチェックするべき項目とは?内覧との違いも解説!

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賃貸物件をいくつかピックアップしたら、実際に物件を見ることができる「内見」があります。内見では何をチェックすればいいかわからない人も多いのでは?

今回は、賃貸物件における内見でチェックするべき項目を一挙ご紹介!また、「内覧」と「内見」の違いについても解説します。

これから内見を控えている人は、参考にしてみてください。

内見とは?

内見とは「内部見学」の略を意味します。その名のとおり、賃貸物件の内部を見学できるということです。

内見することで入居後のイメージがしやすくなり、実際の家電や家具を置く場所のサイズ感を知ることができます。また、近隣の騒音や日当たり、収納スペースなどの確認もできるので契約前の内見はとても重要です。

内見なしで契約をすると家具がサイズオーバーして配置できなかったり、「思っていたより狭かった」と感じてしまったり、後悔することもしばしば。入居後の解約は、違約金が発生する可能性もあるので、内見して納得のうえ契約をしましょう。

内見と内覧の違いとは?

たまに「内覧会開催中」「内覧受付中」などといった広告や看板を見ることがあると思います。「内見と内覧の違いってなに?」と疑問に思うこともありますよね。

内見と内覧の違いは、大きくは変わりません。

どちらも「物件の内部を確認する」という意味ですが、不動産業界では少々ニュアンスが異なる場合があります。

内見は主に賃貸物件の内部見学をすることですが、内覧はモデルルームや新築物件などの見学に多用されます。また、内見は個人に案内されることが多いのに対し、内覧は幅広い客層に案内することも特徴のひとつです。

賃貸物件の内見でチェックしたいこと

ここでは、賃貸物件の内見の際にチェックしたい項目をまとめてみました。

設備や間取り、日当たりの良さ、収納、実際に入居した際の動線などを目視で確認してみましょう。

室内チェックリスト

  • 部屋の広さ(各部屋の確認)
  • 日当たりの良さ
  • 動線
  • 収納スペース(クローゼット、靴など)
  • 洗濯機・冷蔵庫など大物家電の置き場所
  • コンセントの場所と位置
  • 設備
  • 水回り
  • 窓の大きさ  など

とくに確認したい項目です。

部屋の広さ

まず確認したい項目です。リビングや寝室、洗面台などすべての部屋のサイズ感を確認しておきましょう。ベッドや冷蔵庫、洗濯機など大型の家具や家電を実際に置いてみたシミュレーションをすることが大切です。

日当たりの良さ

日当たりの良さは大切なポイントです。日当たりが良好な間取りは、部屋全体が明るくなり、電気代節約にもつながります。日当たりが良い方角でも、日差しを遮る建物がないか確認しておくことも大切です。

動線

実際に生活してみたときの動線を確認しましょう。

たとえば、洗濯機の置き場所からベランダまでの動線やキッチンからダイニングへの動線など実際に動いてみることが大切です。

収納スペース(クローゼット、靴など)

収納スペースが十分にあるかどうかは重要なポイントです。

一箇所だけでなく、キッチン、靴、クローゼット、洗面所など各部屋に収納スペースがあるかどうか確認しましょう。

奥行きや高さ、荷物の出し入れのしやすさ、中の棚は取り外しできるかなども確認しておくと、実際に収納するイメージができます。

洗濯機・冷蔵庫など大物家電の置き場所

洗濯機や冷蔵庫など大型家電は、置き場所のサイズを測っておきましょう。あらかじめ、家電のサイズもメモしておくと便利です。

ドラム式洗濯機の中には奥行きがあるものがあり、置き場所からはみ出してしまったり、開き扉がじゃましてしまったりする場合があります。

コンセントの場所と位置

コンセントの数と場所も確認しておきたいひとつ。

イメージしていたレイアウトの場所に家電が置けない可能性があります。また、コンセントの数が少ない場合、延長コードがしようになる場合も。見栄えにも影響するので、コンセントの数と場所をチェックしておきましょう。

設備

照明やエアコンは備え付けか、ガスコンロかIHか、食洗機があるかどうか、インターホンなど各設備を確認しておきましょう。

水回り

バスルームやトイレ、洗面台のにおいや汚れがないかどうか確認しましょう。トイレは温水や洗浄機能付き、バスルームは浴室乾燥、暖房機能など機能が付いているかもチェックしておくことも大切です。

窓の大きさ

窓の大きさもチェック項目のひとつです。現在のカーテンのサイズが合うかどうか、部屋数と同じだけカーテンを揃える必要があるかどうかなど確認しましょう。

また、窓の大きさによって部屋が広く感じる場合もあります。

共用部の確認も忘れずに!

室内のチェックが済んだら共用部の確認もしておきましょう。

ゴム置き場やポスト、エレベーター、駐車場、駐輪場、セキュリティなど生活に関わることは確認しておくことをおすすめします。

とくに、自家用車や自転車がある場合は、事前に空き状況を確認する必要があります。

また、防犯カメラやオートロック、コンシェルジュの有無などの確認も大切です。オートロックとはいえ簡単に侵入可能な物件もあるので注意が必要です。

内見に関するよくある質問

内見に関するご質問は人それぞれですが、よくある質問をまとめてみました。

内見を控えている人は参考にしてみてください。

人が住んでいる物件は、内見できますか

基本的に内見はできないことになっています。

入居者がいる状態なので断られることがほとんどです。入居者が退去して内見できる状態になってから内見ができる仕組みのところが多いでしょう。

しかし、貸主や管理会社によっては内見を許可してくれるケースもあります。

同じ物件を何回か見ることはできますか

同じ物件を何回か見ることは可能です。

一度見ただけで判断できないこともあるので、納得いくまで内見することをおすすめします。

内見の申し込みは当日でも可能ですか

内見の申し込みは当日では難しいことが多いです。

事前に鍵を借りたり、担当者のスケジュールが合わなかったりするため、事前に予約しておくことをおすすめします。希望日のだいたい2~3日前までに予約しておきましょう。

内見する時間帯はいつ頃がベスト?

内見する時間帯は、日当たりの良さが確認できる午前中か、もしくは午後の明るいときがおすすめです。また、夜間の内見では、隣や上下階の生活音や周辺の騒音、治安なども確認できます。

日中と夜間に分けて2回内見してみるのもいいでしょう。

内見は1日でどれくらい見れますか?

内見は、部屋の大きさや見るポイントにもよりますが、1部屋30分程度が目安です。

午前中の早い時間帯で内見を予約すれば、一日に複数件内見することができます。注意したいのは、1日に何件も物件を見ることでどの部屋が良かったかわからなくなってしまう可能性があることです。


1日に見る物件数は2~3件程度に抑え、余裕を持った部屋探しをしましょう。

まとめ

賃貸物件の内見は、必ず契約する前に必要です。内見と内覧では「内部を見学する」という意味ですが、不動産業界では少々意味合いが異なります。個人で賃貸物件の内部を見学する場合は「内見」、新築物件やモデルルームを見学する場合は「内覧」と用いられることが多いです。「内見」では、実際に生活するイメージをして間取りや設備、収納、動線などさまざまな場所をチェックすることが大切です。