激戦!3月入居の物件探しはいつから?基本の流れとスピーディーに進めるコツを解説!

進学や就職、転職、転勤。

春から始まる新生活に合わせ、「3月に引っ越したい!」と考える人も多いでしょう。

ただ、3月は1年でもっとも引っ越しが集中する時期。他の時期なら容易に見つかる物件も、3月だけはなかなか見つからず途方に暮れる…、そんな人も後を絶ちません。

今回は、3月入居はいつから物件探しを始めるべきか、また激戦ともいえる3月入居を成功させるコツを解説します。3月入居に向けた物件探しの流れや、ライバルに先んじて物件を決めるポイントなどもまとめました。

理想の引っ越しを実現するヒントが満載です。ぜひ、最後までご覧ください。

目次

3月入居に向けた物件探しはいつから?基本の6ステップ

3月入居に向けた物件探しは、冬からのスタートが基本です。物件探しの基本的な流れを、6つのステップに分け、おすすめの時期とともに解説します。

それぞれのステップで注意すべきポイントや、希望の物件に出会えるコツにも注目してみてください。

(1) 12月~|住みたいエリア・物件に対する条件を決める

3月は、1年でもっとも引っ越しが多い季節です。希望の転居を叶えるためには、早めのスタートが肝要です。

12月ごろから、3月入居に向けた行動を開始しましょう。この時点で考えておきたいことは、次の2点です。

  • 住みたいエリアを絞り込む
  • 物件に対する条件を決める

住みたいエリアは、通勤や通学の所要時間、休日の過ごし方などを総合的に検討し、絞り込みます。利便性の良い立地は家賃相場も高くなります。多角的に検討してみてください。

物件に対する条件とは、家賃や階数、設備、住環境などです。とくに家賃は、毎月かならずかかる費用。無理なく払い続けられる金額を、予算としましょう。

(2) 1月~|物件を具体的に探し始める

年が明け、1月に入ったら具体的な物件探しの開始です。この頃になると、3月に退去する人が退去連絡を始めるため、物件の数も増えてきます。

不動産ポータルサイト(suumo、athomeなど)をチェックし、条件を満たした「住みたい部屋」候補を探してください。

(3) 1月~2月|気になる物件を内見し、入居申し込みをする

気になる部屋が見つかったら、不動産会社に問い合わせ、見学します(内見)。内見は3部屋程度に留めるのがおすすめ。3部屋以上になると1日で回りきるのが難しくなり、比較検討にも時間がかかります。

内見して納得できたら、入居申し込みをします。入居申し込みは、その物件を契約したいという意思表明です。入居申し込みを受けた不動産会社は、契約に向けて準備を進めます。

(4) 2月|入居審査を受け、物件の契約を締結する

入居申し込みをすると、入居審査が始まります。入居審査とは、物件を貸せる人物かどうかのチェックです。家賃の支払い能力や、社会的に問題がないかどうかを審査します。

入居審査は不動産管理会社や物件オーナーが実施するため、入居者側でする項目はありません。

無事に入居審査を通過すると、物件の契約に進みます。

物件契約では契約書への記入や重要事項の説明を受けます。一般的に以下の書類が必要になるため、準備しておきましょう。

  • 身分証明書
  • 住民票
  • 収入を証明する書類
  • 印鑑証明
  • 家賃引き落とし口座の通帳、印鑑 など

契約書締結後、初期費用が請求されます。期日までに、不動産会社が指定した口座に確実に振り込んでください。

(5) 2月|居住中の物件からの退去連絡を出す

新しい物件への入居予定日は、契約時に決定します。現在も賃貸物件に居住している人は、引っ越しの予定日に合わせて退去する旨の連絡が必要です。

物件からの退去連絡は、不動産会社が指定した方法で行います。電話やはがきでの通知とする会社が多めですが、メールで受け付ける会社もあります。

退去連絡では、以下の内容を伝えます。

  • 退去の意思表示
  • 居住中の物件名と部屋番号
  • 契約者氏名
  • 希望の退去予定日

退去時の立会い、その他疑問点があれば、退去連絡時に問い合わせておきましょう。

(6) 3月|鍵の受け渡し・引っ越し

契約した物件の入居日に合わせて、不動産会社から鍵が引き渡されます。鍵を受け取った時点以降は、いつでも物件に入って構いません。

引っ越し業者を利用する場合は、早めに手配します。3月は引っ越し業者も繁忙期のため、希望の日程に予約ができない可能性もあります。

結論・3月入居の物件探しは「冬から」がおすすめ

3月入居を希望する場合、物件探しは冬からのスタートが基本です。12月ごろから検討を始め、1月には物件を具体的に吟味し、2月に契約。晴れて3月に入居となるシナリオで進めましょう。

ただし、冬からの物件探しが難しいケースも考えられます。3月になってから決まる進学や転勤などの場合です。短期間で物件を探さないとならない人は、どのように対処すれば良いでしょうか。

進学にともなう物件探しの場合

進学にともなう引っ越しは、「志望校に無事合格できた」という想定で、早めに検討しておくことをおすすめします。

キャンパスに通いやすく、住みやすいエリアを探し、物件の相場を調べておきましょう。下調べをしておくと、合格発表を確認後、速やかに具体的な物件探しに移れます。

ちなみに、主要な入試日程の合格発表時期は、以下の通りです。

日程 合格発表日
国立大学 前期 3月6日〜10日
後期 3月20日〜24日
公立大学 前期 3月1日〜10日
中・後期 3月20日〜24日

※ 私立大学の日程は、大学ごとに異なります。

転勤にともなう物件探しの場合

転勤にともなって引っ越しが必要になる場合は、内示を受けたらすぐに物件探しを始めましょう。

引っ越しをともなう転勤は、遅くとも異動1か月前には内示が出されるのが一般的です。お子さんがいる家庭は学校の手配の都合もあるため、3か月〜半年前に内示される場合もあります。

【進学・転勤】3月に入ってからの物件探しのコツ

進学や転勤などでの転居は、3月に入らないと具体的な物件探しを始められない場合がある点が悩みどころです。

不動産会社が1年で最大の繁忙期を迎える3月の物件探しでも、希望に合う物件に出会うコツを解説します。

物件探しは「スピード勝負」

前提として、3月の物件探しはスピード勝負であることを押さえる必要があります。空室情報が流れると同時に埋まる、狙っていた物件が内見前に他の人にとられるといった事態も、日常茶飯事です。

「午前中に見つけた物件を迷っていたら、午後には埋まっていた」、そんな展開も十分ありえると心得、スピード重視で行動しましょう。

費用面の交渉は難しい

「賃貸物件は、家賃交渉で安くできる」といったウワサもあります。閑散期であれば、交渉の余地はあるでしょう。

ただ、入居希望者が多い3月の転居では、費用面の交渉はまずできないと考えておいたほうが無難です。交渉自体は自由ですが、余計に時間がかかります。交渉している間に、希望の物件を他の人に契約されてしまう可能性も高いでしょう。

費用面の交渉は最初から考えず、まずは物件の確保に動くことが、3月入居を成功させるポイントです。

Webをフル活用する

スピード重視の物件探しには、Webの活用もおすすめです。不動産会社や物件まで移動する時間を節約できる上に、遠方からの物件探しにも便利です。

物件探しでは、ぜひ以下のWebサービスを利用してみてください。

Googleストリートビュー物件周辺の住環境をチェックしたいときに。駅からの経路も確認できる
オンライン内見現地に行かなくても、物件の中を見られるサービス。遠方の物件探しに便利
オンライン相談物件探しや物件の具体的な相談を、オンラインでできるサービス。
オンライン重説重説(重要事項説明)をオンラインで受けられるサービス。

重説(重要事項説明)とは、賃貸契約に必要なプロセスです。重要事項説明書を交付した上で、宅地建物取引士と対面し説明を受ける必要がありました。現在、この説明はオンラインで実施しても良いことになっています。

オンラインサービスは、不動産会社に行く手間を省けること、自宅で対応できる点などがメリットです。時間をできるだけ節約したい3月入居で、ぜひ利用してみてください。

※ オンラインサービスの実施状況は、不動産会社によって対応が異なります。詳しくは不動産会社までお問い合わせください。

湾岸エリア専門の不動産会社「スタートライングループ」のオンライン相談問い合わせはこちらから

激戦の3月入居を実現する物件探しのポイント4つ

3月入居は、激戦です。不動産会社も多忙を極め、じっくり検討する時間を採れないかもしれません。

そんな3月でも希望の物件に入居するためには、ポイントを押さえた物件探しが肝になります。

激戦の3月入居を突破するポイントを、4つ解説します。

日ごろから情報収集しておく

suumoやathomeなどの不動産ポータルサイトを日ごろから見て、情報を集めておきましょう。

条件を変えながら検索していると、以下のような「物件の様相」が見えてきます。

  • 賃貸物件の多い地域
  • 建築中の新築物件
  • エリアごとの家賃相場
  • 人気のあるエリア
  • 多い間取り、広さ など

何も情報を持たず、真っ白な状態から物件探しを始めるのは、3月入居に臨むには無謀すぎます。日ごろから情報集め、集めた情報を念頭に、目途をつけながら物件を探すほうが効率的です。

住みたいエリアや物件への優先順位を決めておく

物件を具体的に探し始める前に、自分なりに希望を決めておくことをおすすめします。

考えておきたいポイントは、次の3つです。

  • 住みたいエリア
  • 家賃の予算
  • 譲れない条件

3月は入居が多い一方で、退去も多い月。公開される物件の数も膨大です。条件を絞り込まないままの物件探しは、みずから進んで迷いに行くようなもの。

希望の条件を決め、その条件に合う物件から候補を検討してください。

内見から申し込みまでは1日で終わらせる

住みたいと思える物件を数件に絞り込んだら、不動産会社に問い合わせて内見となります。内見も、そしてその先の申し込みも、3月入居はスピードが勝負。良い物件は、すぐに埋まってしまいます。

条件に合う物件だけを内見し、内見して問題がなさそうなら即日、申し込みを済ませる心づもりで行きましょう。

申し込みの決断をスピーディーに進めるためにも、気になる点は内見時に問い合わせ、解決しておくことも重要です。

想定される費用を準備しておく

申し込みから契約に進むと、初期費用の振込となります。初期費用の振込遅れは、信用に傷をつけます。

想定される費用は事前に用意し、請求されたらすぐに振り込めるよう準備しておきましょう。

どうしても初期費用の振込が間に合わない場合は、不動産会社に早めに連絡します。振込遅延の理由が正当であれば、数日程度は待ってもらえる可能性があります。

ただし、振込が遅れた分、入居日も後ろ倒しになる場合がある点は理解しておきましょう。

物件探しのスピードをアップ!知っておきたい賃貸用語

他の月に比べ、転居する人が多い3月入居。物件探しを成功させるポイントは「スピード」です。ただ、物件探しに不慣れだと、登場する多くの用語に惑わされ、決断の速度が鈍る可能性もあります。

賃貸の物件探しでよく出る用語を知っていれば、調べる時間を短縮でき、物件探しの効率がアップします。物件探しでとくに押さえておきたい用語を、6つ解説します。

「アパート」と「マンション」の違い

アパートとマンションの違いは、建物の構造です。

構造特徴
アパート木造軽量鉄骨2階建てが多い家賃は安め
マンション鉄筋コンクリート造鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て以上が多い家賃は高め

ほかによく見る「ハイツ」「コーポ」は、アパートの別称です。厳密な使い分けのルールはありません。

「インターネット対応」と「インターネット完備」

近年は、インターネット環境を整えた物件も増えてきました。注意したいのは、インターネットの詳細な整備状況です。

「インターネット対応」は、部屋までインターネット回線が引き込まれている状態を指します。ただし、回線契約や開通手続きは、入居者自身が行わなければなりません。

「インターネット完備」は、回線契約まで済んでおり、入居後すぐにインターネットを利用できる状態です。手続き不要でインターネットを利用できますが、自分でプロバイダを選ぶことはできません。

「連帯保証人」と「家賃保証会社」

賃貸契約では、一般的に「連帯保証人」が必要です。連帯保証人とは、入居者が家賃を払えなくなった場合、代理で支払う義務を負う人です。

連帯保証人になるには、物件オーナーや管理会社の審査通過が必要です。

【連帯保証人の条件】
・支払い能力があると認められる人(安定した職についている、など)
・2親等以内の親族(親、兄弟、祖父母、孫)、もしくは3親等以内の親族(叔父・叔母など)
・国内に居住している人

近年は、連帯保証人の代わりに、家賃保証会社というサービスを利用する形態が一般的になってきました。家賃保証会社とは、連帯保証人と同様に、入居者の家賃支払いが滞ったときに家賃を代わりに支払う会社です。

家賃保証会社を利用した契約では、初回保証料として家賃の50〜100%を保証会社に納めます。また、入居後も1〜2年ごとに更新料がかかります。

連帯保証人と家賃保証会社のどちらを利用するかは、物件・管理会社によります。不動産会社に、事前に問い合わせておくと良いでしょう。

「駅から徒歩〇分」の基準

物件情報に記載される「駅から徒歩〇分」の基準は、「不動産の表示に関する公正競争規約」というルールで定義されています。

◎ 徒歩1分=80メートル

つまり、「駅から徒歩10分」の物件は、駅からの距離が800メートルです。実際に歩いた場合に何分かかるか、という表記ではないため、注意しましょう。

「普通借家」と「定期借家」

戸建ての賃貸物件で見る「普通借家」と「定期借家」の違いは、借りられる期間です。

普通借家2年を基本とした賃貸契約を締結。借主が希望すれば、契約期間満了後の更新が可能。⇒ 長く住み続けられる
定期借家契約期間が決められており、契約期間満了後は基本的に住み続けられない。⇒ 更新を希望する場合、オーナーの合意が必要

その地に長く住む可能性があるなら、普通借家が良いでしょう。期間限定で住む予定なら、定期借家の物件も候補になります。

「家具家電付き」

「家具家電付き」の物件とは、新生活スタートに最低限必要な家具や家電が、あらかじめ備えられているという意味です。

何が備えられているかは、物件によって異なります。一般的には、以下の家具・家電が用意されているケースが多いようです。

家具冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビ、エアコン、照明 など
家電ベッド、テーブル、椅子、収納家具 など

家具家電付きの物件は、自分で用意する手間を省ける点がメリットです。反面、家賃が相場より高めに設定してある場合もあります。

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まとめ

多くの人が引っ越しを考える3月は、物件探しも激戦です。希望通りの引っ越しを実現するためには、スピード感ある行動が何より大切。事前の情報収集を念入りに進め、内見即日申し込みをする心づもりでいましょう。

物件探しを効率良く進めるためには、譲れない優先順位を決めることも大切です。住みたいエリアや予算、設備など、理想の生活から考えてみてください。

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