アメリカの家庭の味!アップルバター 

週末真似したい海外レシピ、今回はアメリカのレストランや家庭で愛されるアップルバターです。もらいもののリンゴが余った時の作り置きにぜひ。

アメリカの定番ホームメイドレシピ

ホームメイドレシピとしてお馴染みのアップルバター。ジャムとは違い、半練り状態であるのが特徴ですが、見た目がバターのようなタイプに加え、ジャムのようなタイプもよく目にします。

現地では、お肉料理の前にサーブされるパンやスコーンに添えられて出てくることもしばしば。お店やおうちごとに味が異なるので、現地で出会ったら本場の味を比べてみてください。

材料(リンゴ1個分)

アップルソース 
リンゴ 1個 
てんさい糖(グラニュー糖でも可) 適量 
レモン汁(なくても可) 少々 
水 適量 

アップルバター 
バター(無塩) 200g 
てんさい糖(グラニュー糖・黒砂糖でも可) 100g※好みで調整可 
シナモン(なくても可) 適量 

工程① アップルソースを作る 

アップルソースは、リンゴを砂糖で煮詰めたもの。薄くスライスするか、粗くみじん切りしたリンゴを、砂糖とレモン汁と一緒に煮詰めます。

リンゴがひたひたになるくらい水を入れ、ヘラでつぶしながら、柔らかくつぶせる固さになるまで30分ほど弱火で煮詰めます。途中、水気がなくなった時はさし水をします。

好きな滑らかさになったら出来上がりです。より滑らかにしたい場合はこし器を使うといいですよ。

お菓子にはもちろん、肉・魚料理の下味やソースとして、また離乳食としても使えるとっても便利なソースです。

作るのが大変な場合、すでに出来上がった瓶詰めのものが売られているのでそれを活用すれば時短できます。 

 工程② バターを室温にもどす 

アップルバターをおいしく仕上げるポイントは、新鮮なバターを用意することと、上手に混ぜ合わせること。

アップルソースとバターが混ざりやすくなるように、あらかじめバターを室温にもどして柔らかくしておきます。

時間がない時は電子レンジを使ってもいいのですが、バターが溶けすぎないよう、レンジの時間は10秒程度にとどめましょう。 

工程③ バターとアップルソースを混ぜる 

バターとアップルソースがある程度混ざったら、砂糖とシナモンを入れます。アメリカンスタイルは茶色いブラウンシュガーを使うのが一般的ですが、ない場合はコーヒーなどに入れるグラニュー糖でも代用できます。

シナモンはお好みで。ナツメグなど香りの異なるスパイスを入れてもいいですね。 

ブラウンシュガーは、トウキビ・てんさい・メープルシロップなど、甘さの元になる糖分を作る方法によって2つに分けられます。

含蜜糖
砂糖の原材料の色がついた成分を含んだもの(黒砂糖・メープルシュガー・てんさい糖など)。ミネラルが豊富でコクがあります。 

分蜜糖
砂糖の製造過程で、焦げ(カラメル)などの色がついたもの(三温糖・ザラメ糖など)。甘味が強いのが特徴です。 

 今回はてんさい糖を使いましたが、コクを強めたい時は黒砂糖使うといいですよ。 

工程④ パンやパンケーキにのせる

出来上がったら熱々のパンケーキやお好みのパンにのせていただきます。ゆっくりとろけながらおいしさが広がります。

アップルバターは実は肉料理にも相性がいい!焼いた豚肉などにしょう油と一緒にのせてもおいしいです。肉料理に使う際は有塩バターを使ってもOKですよ。

松下和代(ナチュラルフードスタイリスト)
保育士、栄養士、調理師の資格を持つ。保育所や児童養護施設、ハーブ料理レストランなどでの勤務経験を活かし、栄養関連の記事執筆、保育・栄養相談、アレルギーガイド、レシピ制作など多方面で活躍中。メニューを自分で決められて、自分らしく料理が楽しめる少人数制の料理教室も開催しています。
★松下和代Amebaブログ

お好みで砂糖の種類やスパイスを変えて、ご家庭の定番メニューとして楽しんでくださいね。