秋葉原の住みやすさは?街の特徴や魅力、家賃相場など解説

秋葉原は東京都千代田区の北東部にある町で、電気街やオタクの聖地としてよく知られています。国内外からたくさんの観光客が訪れる場所でもあり、夜にはネオンの海が広がることでも有名です。

そんな秋葉原ですが、実際の住環境はどうなのでしょうか。この記事では、「住む町」としての秋葉原について、基本情報や魅力、レジャースポット情報、住むために知っておくべきことなどを解説します。

秋葉原はどんな街?基本情報

まずは秋葉原という街の、基本情報や交通アクセス、治安確認からしていきましょう。

基本情報

秋葉原は電気街として発展した歴史を持っており、現在はサブカルチャーの発信地としても世界的に有名です。

複数の路線が入るターミナル駅があり、都内屈指のアクセスの良さが大きな魅力です。さらに下町の風情とデザイン性に優れた新しい建物が混在し、独特の魅力を醸し出しています。

駅周辺はとても賑やかで光と喧騒に溢れている一方、駅前から少し離れると、雰囲気は一変します。古くから愛されている商店街や老舗の料理店などがあり、長く続く地域行事なども盛んです。新旧が混合した、さまざまな表情を持つ街として愛されています。

交通アクセス

秋葉原駅は大きなターミナル駅で、JR東日本の3路線(JR山手線・京浜東北線・総武線)とつくばエクスプレス線、東京メトロ日比谷線と、計5つの路線が乗り入れており、利便性は群を抜いています。

東京駅まで約4分、新宿駅まで約20分、品川駅まで約15分、銀座駅まで約9分など、良いアクセスです。

治安

「眠らない街」である秋葉原駅周辺は、治安があまりよくありません。繁華街特有のトラブルが発生しがちで、外国からの観光客も多いため、客引き行為や酔客による騒動などもあります。

警視庁の統計データによると、秋葉原駅がある千代田区外神田1丁目、特に駅の西側から北側にかけて犯罪件数が多い傾向にあります。ただし、近年は警察の巡回や監視カメラ・防犯用街灯の設置増加などに伴い、重大犯罪は比較的少ないという評価です。

参考:警視庁「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」の年計(平成21年から令和6年)https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/about_mpd/jokyo_tokei/jokyo/ninchikensu.html

秋葉原の魅力とは

さまざまな表情を持つ秋葉原には、多くの魅力があります。代表的な4つの魅力について解説します。

飲食店や商業施設がたくさんある

秋葉原には大型複合オフィスの「秋葉原UDX」やスーパーの「アトレ」「肉のハナマサ」などの商業施設がたくさんあるうえに、飲食店も豊富にあります。

今では秋葉原はグルメの激戦区としても知られており、自炊しない人でも問題なく暮らせるほどに、外食文化が発展しています。

エリアごとに異なる雰囲気が楽しめる

秋葉原駅には3つの改札口があり、利用するエリアによって雰囲気が異なります。

北口方面はおしゃれなショップやカフェが多く、会社員や観光客でにぎわいます。南口方面は電気屋が軒を連ねており、電気街として有名なエリアです。

そして昭和通り口改札から出るエリアは、オフィス街で落ち着いた雰囲気に。昭和通りから路地へと入ると住宅街が広がっており、騒がしさはありません。

駅を離れると閑静な住宅街もある

昭和通り口から秋葉原駅を離れると、閑静な住宅地になります。徒歩圏内には24時間営業のスーパーもあり、芝生のきれいな公園もあるため、住む環境として整っています。

電気街口エリアでも、万世橋方面へ進むと住宅街が出てきます。

秋葉原にはこのように静かな環境で暮らしを楽しめるエリアもあるため、ファミリー層にもおすすめです。

交通アクセスに優れている

何といっても交通アクセスに優れている点が、大きな魅力です。

都内のみならず他府県への移動にも、秋葉原は大変便利な立地となっています。交通網が発達しているため、通勤・通学だけでなく出張や旅行でも出発地として最適です。

秋葉原に住むデメリットはある?

魅力的な面が多いとは言え、あまりよくない面もやはりあります。「住む前に知っておきたかった」をなくすため、ここでは住む街としての秋葉原のデメリットについてみていきましょう。

駅近は治安が悪い可能性がある

前述したように、駅周辺は治安があまりよくありません。ただし、繁華街があること、国内外からの観光客が多いことから発生するトラブルが大半であるため、防犯意識を持つことで避けられることも多いでしょう。

酔っぱらったら一人で行動しない、持ち物には十分注意する、明るいところを選んで歩くなど、最低限の防犯意識は持つようにしてください。

他と比べて家賃が高くなる

秋葉原は交通の便がよいうえに商業施設も数多くあるため、家賃相場は他の隣接駅と比べると高めに設定されています。ワンルームでも10万円は超えると考えておきましょう。

稀に6万円程度の家賃の部屋もあるのですが、お風呂がなかったりトイレが和式で共同であったりと、人から選ばれない物件である可能性が高くなります。

秋葉原周辺の家賃相場

では、秋葉原周辺の家賃相場を紹介します。ここでは一人暮らしをするという前提で、ワンルームから1LDKの家賃相場を表にしてみました。

秋葉原駅御徒町駅神田駅
1R9.6万円8.9万円10.4万円
1K/1DK10.6万円10.6万円10.5万円
1LDK17.2万円16.4万円18.0万円

こちらの数字はあくまで平均です。また、家賃は築年数や駅からの距離、設備などによって変化するため、実際の家賃は物件情報から確認するようにしてください。

秋葉原でお部屋を借りる際には、およそ12万円ほどをみておくことがおすすめです。

秋葉原周辺のレジャースポット情報

秋葉原には有名なお楽しみスポットがたくさんあります。ここで休日にはぜひ立ち寄ってほしい、おすすめのスポットを5つ紹介しましょう。

秋葉原電気街

秋葉原電気街には、ビックカメラやヨドバシカメラなどの大手家電量販店からPCの細かい部品を販売するような個人の専門店まで、あらゆる「電気屋さん」が集まっています。

有名な専門店は「田中無線電機」さん。秋葉原で50年以上も営業している老舗の電気店で、メーカーが製造中止している希少な部品から一般的な家電製品まで購入できます。

神田明神

神田明神は、神田、日本橋、秋葉原、大手町、丸の内、築地市場などを含む108もの町会の、総氏神と知られている神社です。創建は天平2年(730年)という、由緒ある神社として人々に愛されています。

縁結びや商売繁盛のご利益があることで有名で、境内には文化交流館EDOCCOもオープン。飲食店や土産物屋なども入っています。

メイドカフェ・コンセプトカフェ

秋葉原にはメイドカフェやコンセプトカフェも多くあり、それぞれに独特の世界観を表現しています。

メイドカフェとは、メイド服を着た店員が客を「主人」に見立て、給仕やサービスを行うカフェのこと。そしてコンセプトカフェとはアニメやゲーム、コスプレなどのコンセプトに従って作られたカフェのことで、お客様に非日常な体験を提供する場所です。

いろいろなお店を覗いてみることで、新しい世界が広がるかもしれません。ぜひお気に入りのカフェを見つけてみましょう。

秋葉原ラジオ会館

秋葉原ラジオ会館は、JR秋葉原電気街口駅前にある、オーディオやパソコン、フィギュアの聖地として有名なビルです。

電気パーツやセキュリティといった昔ながらの電気街の店舗に、カードやフィギュア、プラモデルなどのカルチャーが混在した、秋葉原らしいビルとして知られています。

湯島聖堂

湯島聖堂は、江戸幕府5代目徳川綱吉によって建てられた孔子廟です。のちに幕府直轄の学問所となり、現在は合格祈願のために受験生が参拝に訪れる場所として知られています。

湯島聖堂の構内には世界最大の孔子像があり、土日祝日のみ開放されていて見学も可能です。国の史跡に指定されています。

秋葉原に住むために知っておきたいこと

秋葉原に住むために知っておきたいことの3つを解説します。お部屋へ引っ越しする前に、確認しておきましょう。

エリアごとの特徴を押さえておく

前述した通り、秋葉原はエリアごとに特徴があります。

秋葉原駅電気街口エリアは賑やかで、土日は観光客が多く訪れます。神田駅方面ではおしゃれなショップが多く、住宅もあって落ち着いた雰囲気です。

治安や賑やかさが気になるという方は昭和通り口エリアや万世橋の奥など、静かな場所を選ぶようにしましょう。

騒音に悩まされる可能性がある

繁華街であるため、駅周辺は夜も賑やかです。夜中にパトカーの音や話し声などが聞こえることもあり、騒音に悩まされる可能性が高いと知っておきましょう。

女性の一人暮らしは特に注意が必要

最低限の防犯意識をもつことで危険は避けられますが、それでも女性が一人暮らしをする場合には注意しなくてはなりません。

治安のよいエリアを選び、夜はできるだけ遅くならないようにするか、一人での行動はしないようにしましょう。戸締りは厳重にし、万が一のときの行動パターンも決めて実行できるようにしておいてください。

秋葉原に住むべき人の特徴とは

秋葉原に住む方としておすすめなのは、IT関係の方や趣味を楽しみたい方、若い男性などです。

ITやテクノロジー関係の人

電気街が近いため、趣味でも仕事でも必要なものがすぐに揃えられる環境にあります。希少な部品も手に入りやすく、不満を感じることが少ない充実した生活になることでしょう。

趣味を楽しみたい人

秋葉原ではアニメや漫画、アイドル文化が発展しているため、趣味を堪能したい方にはおすすめの街です。オタク文化に興味があれば、住んで楽しい街になること間違いありません。

若い一人暮らしの男性

秋葉原は交通の要所として多くの人が行き交うため、非常に活気がある街です。

自炊の習慣がなくても困らないほど飲食店があり、下町情緒と最新のカルチャーが入り交じる刺激的な場所であるため、毎日ワクワクした生活が期待できます。

秋葉原に住みたい人はスタートライン御茶ノ水店で物件を探そう

秋葉原はコアな魅力に溢れている街です。駅周辺から少し離れると下町が広がり、静かな住環境も手に入れられます。家賃が高めではありますが、刺激的な毎日を送りたい方には住みやすい街と言えるでしょう。

秋葉原でお部屋を探す際には、スタートライン御茶ノ水店をぜひご利用ください。エリア情報に精通した担当者が、あなたの理想の暮らしを実現するべくサポートいたします。お気軽にお問合せくださいね。