茗荷谷の住みやすさは?治安や子育て環境、家賃相場を解説!

茗荷谷は都心部へのアクセスが良好な立地でありながら、治安が良く、落ち着いた雰囲気の高級住宅街として古くから栄えてきました。多くの教育機関が集まる文教地区として、教育熱心なファミリー層にも注目されています。

この記事では、茗荷谷の魅力や住みやすさ、家賃相場、メリットやデメリットなどを詳しく解説します。茗荷谷がどのような街か知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。

茗荷谷の住みやすさを深掘り!5つの魅力

まずは茗荷谷の住みやすさ、5つの魅力についてみていきましょう。

丸ノ内線1本で主要駅へ直通

茗荷谷駅は「東京メトロ丸の内線」が走っています。乗り換えなしで以下の主要なターミナル駅へ直結できるため、通勤や通学には大変便利な立地です。

駅名所要時間
池袋駅約5分
東京駅約11分
銀座駅約14分
新宿駅約30分

文京区の中でも落ち着いたエリア

茗荷谷は皇居から見て北側にあり、江戸時代には城下町として開発が進められました。大名屋敷が立ち並んでいたことからその跡地には区間が広い住宅が建てられ、政治家や文化人などが多く住むようになったという歴史があります。

現在も多くの大学や教育施設が集まるエリアとして、文京区の中でも特に落ち着いた街だと認識されています。

駅周辺にスーパーが充実

茗荷谷の駅前には、日用品の買い物ができるお店がいくつかあります。

茗荷谷駅3番出口からすぐのところにある「マルエツプチ茗荷谷店」は24時間営業です。品質の良い商品が多い地域密着型スーパーとして人気がある「三徳茗荷谷駅前店」や「まいばすけっと」も北店と東店の2店舗があり、普段の買い物に困ることはありません。

コスパの良い飲食店から老舗まで

駅周辺には飲食店も多く集まっています。茗荷谷は学生街としての顔も持っているため、リーズナブルなチェーン店やおしゃれなカフェが充実しています。美食家も通う名店から老舗まで揃っており、外食には困りません。個人経営のお店が多いのも、茗荷谷の特徴です。

都心とは思えない緑豊かな自然

茗荷谷には自然を感じられるスポットが多くあります。「文京区立新大塚公園」や「教育の森」などの大きな公園は、休日には家族連れで賑わいます。

「占春園」や「播磨坂さくら並木」など、お花見で有名なスポットもあり、あちらこちらで自然を感じられる街と言えるでしょう。

【ファミリー向け】茗荷谷の住みやすさと子育て環境

高級住宅地として知られている茗荷谷ですが、その住みやすさと子育て環境の良さで、ファミリー層にも人気があります。ファミリー向けの子育て環境について、具体的に解説していきます。

教育機関が充実した文教地区

茗荷谷がある文教地区の周辺には、多数の教育施設が集まっています。そのため教育熱心なファミリー層が多く住んでおり、私立中学校への進学率は東京23区の中でもトップクラス。国立小学校は「お茶の水女子大学附属小学校」「筑波大学附属小学校」「東京学芸大学附属竹早小学校」の3つが、いずれも駅から徒歩圏内にあります。

周辺には幼児・児童向けの習い事や学習塾も充実しています。ちなみに文京区では、保育園の「待機児童ゼロ」を令和5年度に達成しているため、保育園にも入りやすいエリアです。

親子で遊べる公園・お出かけスポット

親子で遊べる公園には、前述した「文京区立新大塚公園」や「教育の森」の他にも多くあります。中でも人気を集めるスポットが、「小石川植物園」です。こちらは東京大学の付属施設のひとつですが、日本で最初にできた植物園として知られ、広さは東京ドーム約3.5個分と広大な敷地を誇ります。

小児科・医療機関が豊富

茗荷谷駅付近には医療機関が豊富にあります。学生の街と呼ばれるだけあり、小児科やアレルギー科、耳鼻咽喉科も多く、小さなお子さんを育てる環境が整っていると言えるでしょう。

ちなみに病院なびで検索すると、内科だけでも834件がヒットしました。

参考:病院なび「茗荷谷駅周辺」https://byoinnavi.jp/rail/2800203

【一人暮らし・ファミリー】茗荷谷の家賃相場

茗荷谷エリアの家賃相場をみていきましょう。ここでは間取り別の家賃相場や、近隣エリアとの家賃比較などを解説します。

間取り別の家賃相場

茗荷谷エリアは、文京区の中では比較的手ごろな家賃であると言われています。「2025年」「駅から徒歩5?10分」「築年数10?15年」の条件で調べた、茗荷谷の家賃相場は以下の通りです。

間取り家賃相場
1K9.3万円
1DK12.4万円
1LDK15.1万円
2DK15.4万円
2LDK18.2万円
3LDK29.9万円

これはあくまで平均値ですので、物件の築年数や駅からの距離によって金額は変化します。探せば割安のお部屋が見つかる可能性はありますが、1Kタイプでも8万円はみておくことがおすすめです。

近隣エリアとの家賃比較

ワンルームの家賃相場を、東京メトロ丸ノ内線の他の駅と比較してみましょう。

駅名茗荷谷池袋後楽園東京銀座赤坂見附
家賃相場7.9万円7.4万円8.8万円9.6万円11.3万円13.7万円

こちらも実際の金額は築年数や駅からの距離などによって変化しますので、実際の物件情報を確認するようにしましょう。

茗荷谷に住むメリット・デメリット

都心にごく近い場所でありながら自然が多く治安がよい茗荷谷ですが、改めて茗荷谷に住むメリットとデメリットをまとめてみましょう。

治安が良く静かで安心して暮らせる

茗荷谷が選ばれる大きな理由は、何と言っても都内屈指の治安の良さです。学生やファミリー層が多く、飲み屋街がないため酔っ払いの姿はほとんどありません。

文京区は東京23区の中でも最も治安が良い街として知られており、実際に犯罪だけでなく事故発生率も低いため、安心して暮らせます。

都心へのアクセス利便性が非常に高い

前述した通り、茗荷谷駅は東京メトロ丸ノ内線のひとつです。乗り換えなしで主要な駅まで行けるため、通勤や通学、遊びにも大変便利な立地と言えるでしょう。

教育環境が整い、子育てしやすい

古くから教育機関が集まる場所であり、教育熱心な家庭が揃いやすい土台であるため、教育環境が整っています。子育てに必要な病院や自然と触れ合える場所も多くあり、子育てしやすいエリアとして有名です。

駅周辺以外は坂道が多い

茗荷谷エリアはいわゆる「山の手」と呼ばれるところで、高級住宅地として知られています。山の手はその名の通り高台を指しており、坂道が多く、上り下りは大変です。車があると便利ですが、駅周辺には駐車場が少ないため、困ることもあるでしょう。

大型の商業施設がない

茗荷谷駅周辺にはお店が集まっていますが、大型の商業施設はありません。そのため、若い夫婦の2人暮らしなどの場合、遊ぶ場所や遅くまで楽しめる飲食店などは都心に出る必要があります。

茗荷谷の住みやすさを実感!周辺のおすすめスポット

茗荷谷エリアは自然が多く、雰囲気がゆったりとして落ち着いています。ちょっとした散歩が楽しい街ですが、その中にある、特におすすめスポットを紹介しましょう。

教育の森公園

前述したように、ファミリー層に大変人気がある大きく自然豊かな公園です。遊具が多く、夏場には水遊びができるじゃぶじゃぶ池もあり、小さなお子さんが思いっきり体を動かして遊べます。

森林浴ができる樹林エリアや、桜や紅葉など四季折々の美しい光景を、ぜひ堪能してください。

小石川植物園

小石川植物園の正式名称は「東京大学大学院理学系研究科附属植物園」です。東京大学の植物学研究施設ですが、地域に開かれており、約80万点もの植物標本が楽しめます。開園はなんと約320年前のこと。世界でも有数の歴史を持つ植物園です。

播磨坂さくら並木

地域の人々から愛されているお花見スポットが「播磨坂さくら並木」です。昭和35年に住民たちによって桜の木が植えられ、春には毎年「文京さくらまつり」が開かれます。

文京区立小石川図書館

小石川図書館は地下1階から4階まである、昭和41年の建物です。4階は図書館独自のホールになっており、トークイベントや映画会、落語会、コンサートなども開催されます。

所蔵数が多いことで有名で、一般図書は約14万点、児童書は約4万2千点、視聴覚資料約4万2千点もあり、文京区ゆかりの文人・石川啄木関係の書籍も常時展示されています。

茗荷谷はこんな人におすすめ

茗荷谷エリアはさまざまなライフスタイルの方に適した場所ですが、特に以下の人々が住む場所としては最適と言えます。

  • 一人暮らしの学生や社会人
  • ファミリー世帯
  • 共働き夫婦

家賃相場が文京区内では比較的手ごろであること、都心へのアクセスがよいこと、駅前には24時間営業のスーパーがあること、治安がよく落ち着いた街であることから、特に若い人々にとって暮らしやすい街と言えます。

茗荷谷に住むなら、スタートラインに相談しよう

茗荷谷は都会でありながら自然に溢れ、落ち着いた上品な雰囲気の街です。駅周辺は特に、教育環境を重視する子育て世帯、そして都会の便利さを求める一人暮らしの方には、バランスの取れた住みやすさが感じられるでしょう。

周囲のエリアに比べると比較的家賃相場も落ち着いているため、自分の理想とする暮らしを始めてみてはいかがでしょうか。

茗荷谷で住まいを探すなら、スタートラインにご相談ください。エリア内の豊富な物件情報をもとに、お客様の希望に合った部屋選びをサポートいたします。初めての方でも、ぜひお気軽にお問合せくださいね。